【明日香村】土台・柱・梁の組立
2024.7.3
こんにちは。
今回は、前回基礎工事をした現場に土台・柱・梁を組み立てていきます。
まずは土台から組み立てていきます。
木材は文字と数字で場所が指定されているので、まずは対応する場所に大まかに置いていきます。
この時、基礎に張り巡らされているガス管の上に乗せないようにしましょう。
大まかに置いた後は基礎から飛び出た鉄筋を目印に差し込んでいきます。
土台の差し込みは、力が必要なので木槌を使います。
木材は最初から穴が開いていないので適時ドリルで開ける必要があります。
少しずれると鉄筋が入りにくかったりするので注意が必要です。
土台と基礎の間に見える黒いものは基礎パッキンと呼ばれるもので、床下の換気を良くしたり、コンクリートの湿気を土台にあげない役割があります。
コンクリートで支えられていない木材「大引」は鋼製束で支えるのでシロアリに侵食される心配はありません。
土台が完成したら次は柱と梁の組み立てです。
周りには足場が組み立てられていて、これが組み立て時大いに役立ちます。
柱や梁も土台と同じく場所が指定されているので先に大まかに置いてから組み立てます。
柱は土台のほぞ穴に差し込んで、梁は柱のほぞに差し込んでいきます。
梁は重すぎるので人力では外周部分しか組み立てることができません。
そこでクレーンの出番です。
クレーンを使うことで人の手が届かない場所へも容易に運ぶことができます。
ただし木材を運ぶ際は、専用の帯をきつくしっかりと結んで絶対に落下しないようにしましょう。
また、登り梁(屋根が乗る梁)は重さが片方に偏っているので帯を結ぶ場所にも注意です。
柱・梁を差し込み終えると斜めに木材を止めていきます。
これは仮の筋交いです。垂直な柱だけでは横からの力に弱いので、
横からの力を受ける構造材を施工するまでのはこのように仮止めをしておく必要があります。
仮止めが終わると屋根上での作業に入ります。
まず差し込んだ梁の上に敷く野地板を止めていきます。
屋根づくりに使う木材はほとんどクレーンを使って運んでいきます。
板を張り終えた後の様子。
敷地内に初めて日影が誕生しました。
当時の現場は快晴で日影はひとつもなかったのでほんと屋根はありがたいです。
それでも屋根上での作業はまだまだ続く・・・
今回はここで終わりです。また進展があり次第お伝えします。
ここまでご覧いただきありがとうございました。